「もう理論の限界」世界の研究者からも⋯

茨城県つくば市にある気象庁気象研究所を訪ね、山口さんに詳しい話を聞きました。
<気象庁気象研究所 山口宗彦室長>
「この20年間で面積で言うと4分の1の面積で着実に台風の進路予測の精度は向上しているが、例えば近年、5年というか、10年くらいを見ると、やや改善率が減少している」

台風の予報円の大きさは、台風の中心が円の中に入る確率が70%になるように作られています。精度が良くなれば、予報円の大きさは小さくなっていきます。しかし、その改善率が鈍化しているのです。
これは、世界気象機関(WMO)が2022年にインドネシアで開いた国際会議でも話題に上がり、世界の研究者からは「もう理論の限界でこれ以上の改善は見込めない」という声があがっていました。
そこに台頭してきたのが人工知能を活用した「AI気象モデル」でした。














