「Uターンするような台風」“珍しい進路”への対応でも健闘

2023年、沖縄を襲った台風6号。「Uターン台風」とも呼ばれ一度、通り過ぎた台風が再び、戻ってくるという複雑な進路をとりました。

黒い線が実際の進路。青が従来の予測、赤がAIの予測です。AI気象モデルはUターンする台風の動きを予測できました。

<気象庁気象研究所 山口宗彦室長>
「驚きましたね。過去の学習データにおそらくこういうデータも含まれていて、きちんと予測できてるんだろうなという風に理解しています」

しかし、AI気象モデルには苦手なこともあります。それは中心気圧や最大風速など台風の強さの予測です。

<気象庁気象研究所 山口宗彦室長>
「やっぱり解像度が今、25kmで荒いというところが1つ課題で、台風の中心、例えば目の平均的なサイズって10kmとか、20kmなので、今の学習データは、台風の中心部分のその詳細な構造を解像できていない学習データで学習してるということになります」