すべての元凶は「これくらいだったら良いだろう」という考え

〈左陪席裁判官の質問 つづき〉
――細かいところの記憶がなくなってしまっているが、今までにお酒で記憶をなくしたことは?
被告 ところどころ曖昧なところはあったが、必ず帰宅していたし、警察沙汰になったことはなかった。
――今回なぜ犯行に?
被告 久しぶりの県外出張で気が弾んだ。同僚と話して気が大きくなって、天狗になっていった。「これぐらいだったら良いだろう」と思っていた
――「これぐらいだったら良いだろう」とは?
被告 自分が良ければそれでいいと思った。けがをさせようとしたわけではないが、自分優先で考えた行動だと思う。認識が甘い。行動が甘い

大崎市に戻ってから警察に通報

――警察に自分で言うことは考えなかった?
被告 考えていなかった
――結婚していて妻もいるが、通報することは相談しなかった?
被告 しなかった。通報した後、帰宅して妻に犯行を話した
――被害者とぶつかった時は?
被告 ぶつかって我に返った時、「やってしまったな」「何してるんだろう」と思った

右陪席裁判官
――当時の職場の県外出張は何回くらいあった?
被告 県外出張は今回の盛岡が初めて。宿泊を伴う宮城県内の研修は2回で、その時は懇親会はなかった。入社式の研修と夏季の訓練があり、ホテルの部屋で受けていた。今回の盛岡では7月採用者や新人歓迎もあって参加者が多かった
――最初の懇親会、二次会にはどれくらいの参加者が?
被告 懇親会は上司合わせて30人くらい、二次会は10人くらい