初めて「中学生らしい」日常

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厳しい練習の日々から一区切りつき、ようやく中学生らしい日常を楽しむことができるようになっていた博美さん。両親もその姿を温かく見守っていました。

(寺輪 悟さん)
「高校受験というものを前にして、初めて自分の時間というものを持ったのが、この頃だけだったと思います。新体操から離れられる、一番に髪を切りました。そして化粧をしたり、おしゃれをしたりして、日々楽しんでいました」

「もちろん勉強もしています。生まれて初めて新体操というものから離れた。ですから私ども夫婦も、少々は大目に見ていました」

わずかな期間だけ味わうことができた、15歳のありふれた日常。そのささやかな幸せと未来は、事件によってあまりにも突然、そして理不尽に奪い去られてしまいます。

講演会は、徳島県警察本部が開催したもので、警察学校の初任科生や市民など約140人が聴講しました。

【第2話】へ続く
「手はバンザイ、足はM字、体中パンパンに…」事件から数日後、真夏の空き地で発見された15歳娘 対面した父の絶望「変わり果てた姿でも、顔を見て一目瞭然でした」