「事件」は遠い世界のことだった

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寺輪さんは、愛する家族との幸せな日々が突然奪われることなど、事件に遭うまでは「一度も想像したことがなかった」と当時の率直な思いを明かします。

(寺輪 悟さん)
「この事件に巻き込まれる前は、何不自由ない生活でした。17歳で妻と知り合い、25歳で結婚し、家を建て、子どもが3人生まれ、欲しいものは何でも買える、行きたいところはどこでも行ける、何不自由ない生活をしていました」

「そして事件に巻き込まれるということは、1つも考えたことがありません。テレビの向こうの、遠い遠い話と私は思っていました。しかし、現に事件に巻き込まれて、私は今、皆さんの前で話をしています」

「13年前は、私もそちら側に座っていました。まったく想像できなかったことです。でも、これが犯罪被害者遺族としての、今の姿です」