歴代総理と何が違う?高市総理の取材対応が少ないワケ

TBS報道局政治部 野口隼平 記者:
総理が就任した2025年10月からの半年で報道対応の数を数えてみましたが、会見が7回、囲み取材が35回でした。

前段として、2026年2月に衆議院解散を行ったため、総理大臣としての実質的な活動期間は1か月弱です。また、自民党総裁としての活動が中心であったという側面もあり、このような数となりました。

【就任半年 報道対応の場は】
▼高市総理:会見7回、囲み取材35回(2025年10月~)
▼石破前総理:会見8回、囲み取材70回(2024年10月~)
▼岸田元総理:会見11回、囲み取材103回(2021年10月~) 

石破前総理、岸田元総理と比較すると、会見の数は大差ありませんが、囲み取材については数の差が出ています。

石破前総理が就任した当時は「政治とカネの問題」について野党からの追及が激しい渦中での就任だったため、関連の取材対応が多かったという点もあります。

また岸田元総理は、就任してから様々な現場で声を集める「車座対話」を精力的に行っていたため、車座対話後に記者団の取材に答えていました。

数を見ると、高市総理の対応の少なさが目立ちますが、自身も「働いて働いて働いて参ります」と発言している通り、スケジュールは分刻みで非常に忙しいです。私もそばで見ていてそう感じます。

そのため、取材対応についても日程が詰まっている中で時間制限があるのではないかと考えます。

高柳キャスター:
その時の情勢によって取材に対応できる回数も変わってくるため、一概に比較できる数字ではないのかもしれません。

TBSスペシャルコメンテーター 星浩さん:
私はこれまで、中曽根総理から今まで延べ23人の総理を取材してきました。

それら歴代の総理と比べると、高市総理は「メディアの後ろに国民がいるのだから、メディアを通じてきちんと説明しなくてはならない」という政治家としての意識が少し薄いのではないかと思います。

また、高市総理は外交安全保障や財政などの基本的な政策について、若干自信がない様子も見受けられます。そのため、政策について記者団から突っ込まれることに対して非常に神経質になっているので、記者対応の時間も相当制限しているようです。

ただ、分からないことは分からないでいいので、もう少しフランクに対応してもらう必要があると思います。