福島市の待機児童は、2017年10月には250人と最も多くなりましたが、その後、市が保育施設を増やすなどして、昨年度から2年連続ゼロを達成しています。

しかし実は、希望する保育園に通うことができない子ども、いわゆる「保留児童」がいるのが現状です。

悩みを抱える母親たちに、話を聞きました。
「申し込みをしたが現段階で今年度は入れず、4月から入園できるように今申し込みをしている」(9か月の子の母親)
「2月、3月分の願書を出している。1月は落ちてしまった」(9か月の子の母親)
他にも
「兄弟と同じ保育園に入りたくて、空きを待っているが入れない」(9か月の子の母親)
「応募し続けているが半年間保育園に入れない状況が続き、入所できないと仕事復帰が難しくなる」(1歳の子の母親)
などの声が聞かれました。
このように、待機児童が「ゼロ」だったとしても、希望する保育園に入ることができない家庭もあります。
このような子どもたちは、保育園に入るのを待っているので「待機児童」に含まれるのでしょうか?