米子市立崎津小学校。
(音)米子市立崎津小校歌
「♪おおきないちょうもしっている むかしむかしのおおさきは よしのそだてたさとでした むかしむかしのおはなしを きいてまなぼう さきつ さきつの ぼくたちわたしたち」
なんと、ここにきて「大山」が入っていない学校を発見。
そして、まさに町の名前に「大山」が入る大山町の大山西小学校でも・・・
(音)
「♪峰を仰ぎて育ちゆく われら大山西小の~」
大山西小学校 佐藤 康隆 校長
「校歌の中に大山という言葉は入ってないですね。校名に入っているので。」
確かに、学校名の「大山」は入ってはいますが、固有名詞としての「大山」は歌詞に見当たりません。
大山西小学校 佐藤 康隆 校長
「ただ、歌詞に“雲は湧き立つ山波の峰を仰ぎて育ちゆく”っていう歌詞がありまして、たぶん大山西小学校230人いるんですけど、すべての子どもたちがこの歌詞を聞いたら、見たら、大山をイメージすると思います。」
大山をあらわすであろう表現はありつつも、ストレートな「大山」という言葉は入っておらず、非常にグレーなライン。
また、同じ県西部でも大山から距離が離れてくる日野郡の日野町・日南町あたりになると・・・
(音)
「♪流れも清き日野川の~」(日野町立根雨小学校校歌)
(音)日南町立日南小学校
「♪日野の川辺の~」(日南町立日南小学校校歌)
校歌に出てくるのは、大山ではなく一級河川「日野川」。
ということで、今回の説は立証ならず。
とはいえ、鳥取県西部の小・中学校・高校、特別支援学校など82校を調査したうち、8割にあたる66校の校歌に「大山」をあらわす歌詞が入っていて、いかに地元で大山が愛されているかがわかる結果になりました。

ちなみに、鳥取県中部やお隣・島根県の松江市などにも大山が登場する校歌がちらほら。
その土地から大山が直接見えるかどうかがポイントとなっているようです。