■【南国市長賞(大賞)】

「コロナウイルスが日本に上陸した年、私は妊婦でした。お腹が大きくなった頃遠方に1人で住む母と連絡があまり取れなくなりました。母は電話にも出ず、『大丈夫』とだけメールの返事がくるばかりでした。春、私は3650gの元気な男の子を産み1番に母に知らせると『本当はガンで入院していた。心配かけたくなかった』と打ち明けられました。お母さんたった1人でガンと戦わせてしまってごめんね。私も”お母さん”になれたよ」(さくらさんの作品)



娘に心配をかけたくないお母さんと、1人で闘病させたことを謝った娘。自身も“お母さん”になったからこそ、今まで以上に分かる「母の愛」。お互いを思いやる気持ちが痛いほど伝わってきます。

▼ハガキでごめんなさい実行委員会 西村浩利 実行委員長
「両親や兄弟に謝る作品がたくさんありました。そしてコロナに関係する作品がいくつかあり、いい作品がありました。やはり謝ることは大事。私も子どもや妻に普段から素直にごめんなさいを日頃言っています。そうすると相手も笑顔になります。そういった心を持っていただければ」

入賞した作品の表彰式は、2月12日に行われます。また、南国市観光協会のHPでも公開される予定です。