結婚後も女性皇族は皇室に 論点に夫や子どもの存在
出水キャスター:
皇族数を確保するため、今回の協議で示された案が2つあります。

▼皇族数を確保する案(1):女性皇族は結婚後も身分を保持
現在、女性皇族は結婚したら皇室を離れますが、結婚後も皇室に残ることで、皇族が減るのを防げるというものです。
ただ、この案には「一定の配慮」も明記されています。
TBS報道局 政治部 原田真衣 記者:
今回取りまとめられた案には「経過措置が設けられるべきだ」という記載がされています。
現在いらっしゃる女性皇族の方々ですが、これまで「結婚したら皇籍を離れる=一般の方になる」という前提で、ご自身の将来を考えてこられたケースもあるかと思います。
そんな中で、急に制度が変わるということですので「実際に皇族として残るかどうかは、ご本人の意思や希望を尊重して決められるようにしよう」と、今回のとりまとめ案にも記載されています。
また、実は案に盛り込まれていない重要な論点もあります。
それは、将来的に女性皇族がご結婚され皇族に残る場合、その夫と子どもをどう扱うかという点です。
この論点については、現在、以下のような声があります。

中道改革連合・小川代表(5月22日)
「党内には、配偶者・子にも皇族としての身分を求める考え方が一定ある。皇室といえども1つの家族。当事者のご意向は極めて重要」
自民党幹部
「あえて書かない。今回は“立法府の総意”を取りまとめる必要があるが、この論点ではまとまらない。国会審議で深めれば良い」
この案が了承された後も、法案が成立するまで焦点となる部分と言えます。
出水キャスター:
国会でどこまで議論が深まるかというところも少し不安が残ります。
今回、JNNでは世論調査を実施しました(6月6~7日/有効回答1021人)。

【女性皇族が結婚後も皇室に残る】
賛成:73%
反対:13%
わからない:14%
【女性皇族が皇室に残る場合、その夫・子どもも皇族になる】
賛成:51%
反対:34%
わからない:15%
皇族の数の確保策については、ずっと議論されてきたことです。
皇族の方はスポーツイベントなどでスピーチをされるなど、そこにいらっしゃるというだけで喜ばれる方も多くいらっしゃいます。色々なところで公務に参加していただくことは、これからもやっていただきたいですよね。

スポーツ心理学者(博士) 田中ウルヴェ京さん:
そのために、皇室の皆さまの数が大事になるわけですよね。
その中で、直近の課題が皇族数の確保であり、それを受けて様々な議論が行われています。
ただ、20~30年前を考えると、例えば私が海外で皇室についてお話するときは「言葉にすることすらはばかられる」という表現をしていたくらいです。つまり、議論にすることすらはばかられました。
しかし、私たちの文化を繋げるための大事な議論をしていかなければならないと、ここ数年感じています。














