結果①:対立が生じやすい局面に有効

実験から、三人称視点が「対立が生じやすい局面」において、一人称視点よりも有効であることを示す結果が複数得られました。

他者の最終意見を正しく推測できた

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グループでの議論を経て形成されたコンセンサスに対して、他者の最終意見(本心)を議論後に各参加者に推測してもらったところ、三人称視点の参加者は一人称視点の参加者よりも推測の正確さが高く、統計的にも有意な差が認められました

三人称視点の参加者は、他者の意見をよく聴き、かつそれをよく覚えていたと考えられます。

グループ内の葛藤が減少した

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議論中にグループ内でどの程度の葛藤が生じたかについて、「関係葛藤(価値観の違いや対人関係の軋轢)」と「課題葛藤(意見の対立)」に分けて参加者に尋ねました。その結果、いずれの種類の葛藤においても、三人称視点は一人称視点よりも小さく、統計的にも有意でした

インタビュー分析でも同様の傾向が見られました。

三人称視点の参加者からは妥協点の模索や意見のすり合わせに関するコメントが多く寄せられた一方、一人称視点の参加者からは対立についてのコメントが目立ちました。