「何をやり残したら後悔するか」求めたのは“やりがい”
その後、もっと作品一冊一冊に向き合うため、自ら「水鈴社」を立ち上げました。すると、その熱意に共感し「自分の生き方」を求めて転職してくる40代、50代のスタッフが続々集まってきたのです。
2年前に水鈴社に転職・松谷文緒さん(57):
この先、元気に働ける残りの時間が見えてきて、何をやり残したら後悔をするだろうと考えたときに、一番初めに頭に浮かんだのが本を作る現場に戻りたいということだったんです。収入は少しダウンしました。ただもちろん、やりがいはアップしています。
本屋大賞2026にノミネートされた『ありか』の著者・瀬尾まいこさんに、あえてこの小さなプロ集団「水鈴社」とタッグを組んだ理由を聞いてみました。
作家・瀬尾まいこさん:
私の中では、私以上に作家である瀬尾まいこのことをすごく大事にしてくれて、それは篠原さんだけじゃなく水鈴社の方々が少数精鋭で皆さんの顔も見えますし、すごく大好きで大事な会社ですし、一緒にお仕事するとワクワクします。
ベストセラー作家もスタッフ一人一人に信頼を寄せる水鈴社は、社員それぞれがこれまでに培った「経験」という武器を持ち寄った“実力派集団”です。
ただそれだけでなく、「作品への思いや仕事へのやりがいを大切にできる職場」を求めた先にたどり着いた会社だからこそ、成功が実っているのかもしれません。
篠原一朗社長(48):
今いるメンバーは欠けてしまっては困る存在で、すごく色々な人に支えてもらっていたんだなというのがよくわかりました。営業のことも宣伝のことも、自分は何もわかっていなかったですし。
それぞれがそれぞれの仕事を長年にわたって働き続けてきたメンバーなので、そういう筋肉質な会社であり続けたいと思いますし、自分もその中の一人でいたいなとは思っています。
(ひるおび 2026年5月26日放送をもとに作成)














