「いい風呂だったよ」その一言を励みに

「一日の生活が終わる最後の締めは、やっぱり公衆浴場に行ってお風呂に入ること。もちろん裸のお付き合いで、さまざまな年代の方がお風呂に入って社会を体験する、教育の場でもあったんです」

片桐さんが銭湯を継いだのは36歳の時。病に倒れた父に代わり、妻の智子さんと二人三脚でこの湯を守り続けてきました。その原動力となっているのは、客からかけられる温かい言葉です。

「最後のお客さんの言葉ですね、『いい風呂だったよ』と。そういう声を聞くと、皆さんのためにも頑張らなくちゃならないのかなと思います」

つるの湯には、鉱石を入れた『ミネラル温浴泉』、泡が心地よい『バイブラ』、そして刺激が癖になる『電気風呂』と、3種類のお風呂があります。そして、風呂桶はもちろん、おなじみの黄色い「ケロリン」です。