多い時は1日約2000個売れる!駅弁屋さんのカレーパン

「名古屋駅パン屋さんランキング」第4位は「マツウラベーカリー」。お店の場所は、ジェイアール名古屋タカシマヤ地下1階、お総菜売り場の一角。

マツウラベーカリーは2022年創業。「四代目松浦のキーマカレーぱん」など、6種類を販売するカレーパン専門店。多い時は1日約2000個を売り上げます。石臥さんによると「生地がモチモチしていて、冷めてもおいしいカレーパン」とのこと。

番組は名古屋市中村区の工場に潜入。作っていたのは駅弁!実は、マツウラベーカリーは、100年以上の歴史を持つ老舗の駅弁屋さん「松浦商店」が手掛けています。石臥さんによると「持ち歩いても油が染み込まないし、冷めてもおいしい。駅弁の長年の経験値が、カレーパンに生かされている」のだとか。

マツウラベーカリーのカレーパンは、全国からえりすぐりの60店舗以上が集う中部地区最大のパンイベント「パンマルシェ」で、オープン3か月にして人気ランキング2位に輝きました。

駅弁屋さんらしさが出ているのが、カレーと総菜をミックスさせたパン。エビフライ、ポテサラ、角煮など、総菜と組み合わせた新たなカレーパンを生み出しています。

一番人気は「キーマカレーぱん だし巻きたまご」。松浦社長によると、だし巻きたまごは毎朝、駅弁職人が1本ずつ手で巻いているのだとか。

松浦社長によると「コロナで一番影響を受けた2020年、駅弁の売り上げが95%減少。パン屋さんには行列ができているのを見て、駅弁屋ならではのパンをやろう」と決めたそうです。元々、社内人気の高かったキーマカレーを使って新事業を考えたのだとか。

しかし、カレーのノウハウはあっても、パンのノウハウはなかった松浦商店。そこで、名古屋市東区にあるパンの名店「テーラ・テール」にお願いし、カレーに合うパン生地を考えてもらったのだとか。マツウラベーカリー製造責任者・柴田さんによると「水を使わず、牛乳だけでこねることで、甘い生地になる」とのこと。

カレーは、まず、鶏ミンチ肉をしっかりと炒めます。隠し味には、愛知・岡崎市の八丁味噌とハチミツを使用。松浦社長によると「食べた後のコク。後味までおいしく食べられる」のだとか。

後は、カレールーを入れてしっかり煮込みます。この時、大釜に入った約20㎏のカレーを、ほぼノンストップで1時間半、焦げができないように混ぜ続けるそうです。

包む作業も一苦労です。柴田さんは、以前は駅弁の営業担当。「みんなで悪戦苦闘しながら、ちょっとずつ改善して今のカレーパンになっている」とのこと。

揚げ方にもこだわりが。柴田さんによると「丸くなるように、油に沈めたら、沈めたままにしない。都度、回しながら、しっかり膨らむように意識して揚げています」とのこと。

何度も失敗しながら生み出したカレーパンは、今では1日約2000個売り上げています。

さらに、「ひとくちベーカリー」も人気。普通のカレーパンと比べると約3分の1の大きさです。松浦社長によると、「ハードルを下げて、色んな種類を食べていただくために始めた」とのこと。油で揚げると破れやすいため、オーブンで焼いて仕上げています。

ひとくちベーカリーは、ミニサイズの「プチキーマカレーぱん」、「プチあんぱん(ういろ入り)」、「プチメロンパン」などが一度に楽しめる「ひとくちハッピーセット」も。