被災地を目の当たりに  “心の復興”テーマにダーツ交流会を企画

広島出身の坂上さんは、会社員時代の転勤をきっかけに仙台の街を気に入り、退職後、そのまま移住しました。しかし、まもなく東日本大震災が発生。沿岸部の被害を目の当たりにし、仮設住宅を回って支援物資を届ける活動を始めました。

広瀬川倶楽部代表 坂上満さん:
「少しでも津波被災地の方の役に立ちたいという思いがすごく強く出た」

被災した人たちを励まそうと、“心の復興”をテーマに、ダーツ大会を企画。2012年から、これまでにおよそ2400回も開催してきました。

広瀬川倶楽部代表 坂上満さん:
「特別大変と思わないし、大変だと思ったらこれは続かない。皆さんににこにこ大笑いしてもらえるとパワーもらって、それがこれまでずっと続けている原動力になっている」

震災発生から15年が過ぎ、ハード面の復興はほぼ完了しましたが、被災者の心のケアなどソフト面はまだ道半ばです。

広瀬川倶楽部代表 坂上満さん:
「津波被災した方はつらい思いは一生消えるわけがない。そういう中でもダーツに参加してもらってみんなと出会って笑顔の交流をしていると、悲しみ苦しみはその瞬間は忘れられるし、徐々に薄らいでいくと思う」

県内の災害公営住宅では高齢者の割合が年々増加し、今は半数を超えています。また、単身の高齢者世帯が全体の4割近くに上っています。

時間が経ったからこそ、こうした地域交流の場は被災した人たちにとって、より重要になってきています。

参加者:
「老人ばかり集まっている団地だからね」
Qダーツ大会はうれしい?
「そりゃね。だって何もないんだもの。部屋に閉じこもりだもの。ひとりポツンと」