
(岡田キャスター)「爽やかな清涼感というか、森の香りというか」

(十五代・沈壽官さん)「自然の香り。樹形があまり良くないので、クスノキは建材には向いてない。今や全く利用価値がない」

昭和30年代頃まで衣類の防虫剤として重宝されていた樟脳。しかしその後、より安価な石油由来のナフタリンなどの登場で需要が減少。今ではほとんど使われることはなくなりました。

失われた樟脳づくりを復活させようと呼びかけた沈壽官さんの下に、技術者や研究者など10人ほどが集まりました。

この日は、完成した蒸留器で初めての本格的な蒸留です。指揮を執るのは新川光郎さん(63)。日置市役所を定年退職後、プロジェクトに加わり、およそ1年半かけて実験を繰り返してきました。

(新川光郎さん)「チップの大きさ、時間、蒸す温度などの測定もずっとやって。役所の仕事もありがたい仕事だったけど、また違った分野で地域に関われる」














