この発見の何がスゴイの?
今回の発見は、宇宙の教科書を書き換えるかもしれない重要な意味を持っています。
小さな天体でも大気を持てることが判明
これまで、太陽系外縁天体で明確な大気が確認されていたのは最大の天体である冥王星だけでした。
地球や金星、あるいは冥王星 のように強い重力がないため、ガスを自分の周りに繋ぎ止めて「大気」として維持することは物理的に不可能だと考えられてきました。
「本州の半分にも満たないサイズの小さな氷の塊のような惑星」に大気が見つかったのは大発見です。
今回の観測により、冥王星よりもずっと小さく重力の弱い天体でも、条件次第では大気を持ち得ることが初めて示されたのです。
なお、見つかった大気は冥王星の100分の1ほどの非常に薄いものでした。
氷の世界に未知の「活動」がある証拠
2002 XV93のような小さな天体は重力が弱いため、大気があったとしても宇宙空間に逃げてしまい、1000年程度で失われてしまいます。
つまり、今現在「大気」があるということは、「最近になって何らかのガスが供給された」ことを意味します。
研究チームは、天体内部からのガス放出(低温の火山活動など)や、最近起きた別の天体との衝突が原因ではないかと推測しています。














