クマの出没が後を絶ちません。ツキノワグマに襲われ4月に死者が出るのは、およそ20年間で初めてのこと。異例の事態に、GWの観光地でも対応を迫られています。
「閉まってるよね?怖い怖い」
高齢者施設に現れたのは、体長1メートルほどのクマ。青森県階上町の住宅街でも…
カメラを設置している住人
「(クマが通った)40秒後には学生が歩いていた。危ないなと」
こちらは、おととい秋田市の港で撮影された画像。パイプラインの上を歩くクマ。
クマを目撃した人
「後ろ向いたらクマがいる。それ見て怖くて」
ゴールデンウイーク中に詰めかけた、およそ100人の釣り人らが避難する事態となりました。
人が襲われる深刻な被害も起きています。富山市ではおととい、犬の散歩をしていた40代の女性が、用水路から突然現れたクマに襲われました。襲われた女性の夫は…
クマに襲われた女性の夫
「(妻は)ICUに入ってたんですけど、傷はそこまで。頭蓋骨骨折とかまではいってないから。やっぱり他人事だと思っていたけど、『明日は我が身』って感じですね」
駆除されたクマは、体長およそ150センチ、体重は86キロ、オスの成獣でした。
JNNのまとめでは、クマに襲われてけがをした人は4月だけで3人、亡くなった人は1人。岩手県紫波町で、警察官がクマに襲われた現場の近くで、50代の女性の遺体が発見されました。
環境省によると、ツキノワグマによる死者が4月に出たのは2007年の統計開始以来、初めてのこと。つまり、およそ20年で初めてとなる“異例の事態”です。
ゴールデンウイークでさらに賑わいをみせる京都では…
記者
「清滝川という川ですが、この川沿いでクマが目撃されたといいます」
警察によると、3日前、京都市にある景勝地・清滝川沿いの路上で3頭のクマが目撃されました。
観光客
「怖いですね。ここら辺、言われたら確かに山かもしれない」
岐阜県飛騨市で、廃線になった線路の上を自転車で走る『ガッタンゴー』。この春はまだ目撃情報はないということですが、バイクのクラクションを大きな音が出るものに変更。クマが出没した場合、素早く対処できるよう自転車同士の間隔も50メートルから20メートルに縮めるなどしているといいます。
去年、外国人観光客がクマに襲われてけがをした世界遺産・白川郷では、ゴールデンウイークを前に対策に乗り出しました。新たに導入されたのが『熊ソニック』。装置からクマが嫌う高周波をおよそ200メートルの範囲に出し、クマを近寄らせないようにするといいます。これを、白川郷周辺に10台設置。
T.M.WORKS 轟秀明 社長
「富山県の南砺市とか長野市とか、全く同じ機器を設置している場所では、設置後一度も(クマが)現れていない」
さらに、岩手県北上市のキャンプ場では、上空からドローンによる警戒を実施。ドローンに搭載されたスピーカーで空から注意を呼びかけるなど、利用者の安全確保に努めています。
さらに、実証実験が進むのが、人間の代わりにクマを追い払ってくれる四足歩行のAIロボット、その名も『KUMAKARA MAMORU(クマから守る)』。赤外線サーマルカメラが、夜間や藪の中でも熱源でクマを検知すると、大きな音や強い光で威嚇し、山へと誘導します。
行楽シーズンを迎え、各地で模索が続いています。
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