そんな小笹さんの前職は、石垣市役所の職員。当時は観光分野の業務などに携わっていました。

ピーチアビエーション 小笹俊太郎さん
「2013年の石垣の新空港開港前のですね空港を盛り上げるというようなところのプロモーションを担当していて」

当時、小笹さんの発案で実施されたのが『空港の滑走路で石垣牛の串焼きバーベキュー』。串焼きの世界最長記録に挑戦していました。

本番3日前には、こんなアクシデントも…

ピーチアビエーション 小笹俊太郎さん
「レバノンの方で97.5メーターの記録がすでに達成されていたということが今頃(今日午後5時に)その情報が入ってですね、100メートル超えを目指そうということで」
「何十年と新空港開港って島内二分するほど議論を重ねて作ってきた大きなプロジェクトですけど、どこかこう皆さんこれを自分事化できないというか、元気を失っているようなところをちょっと感じていまして、そこから企画しましたね」

小笹さんの斬新な発想は、島が笑顔を取り戻すきっかけとなりました。

ピーチアビエーション 小笹俊太郎さん
「ヘンテコな組み合わせを考えるのは結構好きで、多角的に見て、考え方を混ぜるっていうのが未来に進んでいく力になるんじゃないかなって、やっぱり心底ワクワクできるかっていうのは結構大事なポイントですね」

その後、市の台北駐在員などを経て「より多角的な視点で地方都市の可能性を探りたい」と6年前、ピーチ・アビエーションに入社。
今でも小笹さんが大事にしていることは変わりません。


小笹さん「自分たちが楽しんでいるみたいな/大事ですよね」
広報室長「どうやってワクワクして働いてもらうか真剣に考えないといけない」
小笹さん「キーワードのところに『空元気』って書いてありますもん
     嘘でも『空元気』」

多角的な視点を持ち、いかに自分が楽しめるかー
こうした小笹さんの考え方は社内にも明るい雰囲気をもたらしているようです。

百目木 直人広報室長
「コロナ禍で暗い気持ちだったけれども明るくなれたかなと思っています。今のピーチにはなくてはならない存在だと思っています」

そんな小笹さん。これからの『旅』のあり方をどう見ているのでしょうか?