米軍普天間基地の辺野古移設阻止を目指す「オール沖縄」を構成する政党や県議会の各会派は24日、来年秋に予定される県知事選挙に向けた対応を協議する第1回目の会議を開き、現職の玉城知事に出馬を要請する方向でおおむね一致しました。

ただ引き続き議論が必要だとして、正式な決定は年明け以降になる見通しです。

会合は非公開で開催され、終了後に会議の座長を務める山内末子県議らが取材に応じました。山内県議らによりますと、候補者として玉城知事以外の名前は挙がらなかったということです。

一方で、「オール沖縄」を構成する各組織や団体で十分な議論ができていないなどの意見があがり、結論は年明け以降に持ち越しとなりました。また、会議に参加していない政党や団体にも今後協力を呼びかけていくとしています。

来年秋に予定される県知事選挙をめぐっては、事実上自民党が支援する候補者を選ぶ選考委員会が人選を進めていて、那覇市の副市長を務める古謝玄太さんが有力視されています。