「読者の感情を煽るような見出しや表現を含む物は、見つけたとしても避ける」
鈴木達也さん「これは藤本さんにも通じるところなのですが、読者の感情を煽るような見出しや表現を含む物は、見つけたとしても避けていました。それを拡散することは、能登の方々にとっては悪影響になる可能性もあるかもしれないからです。
読みながら様々な想いを巡らせていますが、自分の意見は書かないようにはしています。余計な言葉の介入によって、読む人の記事の感じ方が変質するのは本意ではないですし、自分が主語になってしまうと、どこかでその文章に対する評価を欲する心が出かねない、そうなると活動の目的が歪んでしまうからです。気付けば2年以上経っていますが、僕はあくまでも単なる『記事の読者』でしかないとは思っています」
筆者(藤本)「発災から数週間ほどして、安否確認などが落ち着いた頃、鈴木さんが能登に関する記事を読み、発信してくださっていることに気がつきました。大学の同期で、能登に関係するのは私との繋がりのみ。それがわかっていただけに、自分ごとのようにこの災害に真摯に向き合ってくださっている優しさと頼もしさを、本当に有り難く思っていました。鈴木さんが発信を続ける能登の記事からは、災害からの復興の希望が多く見られるようになってきました。まだまだ大変なことはありますが、復興に向けての歩みが進んでいることを実感しています。私だけでは追い切れない膨大な情報を発災から2年3か月となる今でも、地道に誠実に発信を続けてくださっていることを、頼もしく本当に心強く感じております」
日々能登のニュースに目を通して続けて来た鈴木さんの目に、これからは能登の復興の道のりが映っていくことを頼もしく思っています。














