寒い冬。「なかなか寝付けない…」とお悩みの方も多いのでは。
室温が下がりすぎると、ヒートショックを起こす可能性も…
どうしたら“快眠”できるのか、睡眠のプロに聞きました。

■日本人の睡眠はまだ「十分でない」

ブレインスリープによると、日本人の睡眠時間は6時間48分(2022年調査)。
コロナ禍により、この3年間で21分ほど伸びています。
しかし、睡眠環境プランナーの三橋美穂氏は、それでも「十分ではない」としています。
「睡眠は“時間”と“質”、どちらも向上する必要がある」というのです。

■ヒートショックに注意!寝室の温度は18℃以上

三橋氏によると、まず大事なのは寝室の温度。18℃以上に保ってください。
WHOも「強く勧告」しており、18℃以下だと、深刻な健康被害に繋がる恐れもあるということです。

睡眠中の寝床は約33℃になります。暖房を付けるなどの対策をしなかった場合、冬の室温は10℃程度。寝床と部屋の気温差が非常に大きく、20度ぐらい差が出てしまいます。
朝起きたときや、トイレに起きたとき、布団から出たときに、この気温差でヒートショックを起こす危険性が高まってしまう
そのため、寝室自体も温かくして睡眠をとることが大事なのです。
エアコン、窓の断熱などで温度調整をしてみてください。