そこにあることに意味

5年後、10年後、その先の未来で、震災遺構はどのような姿で地震の記憶を伝えるのでしょうか。

旧阿蘇大橋のように、地震で被災した橋が遺構として残されたケースが、岩手県にもあります。

岩手県一関市の『祭畤大橋』です。

18年前の2008年、岩手・宮城内陸地震で崩壊しました。

その後保存され、遊歩道が整備されたものです。

こちらも表層には手を加えておらず、崩落部分のアスファルトが剥がれ落ちています。

橋が動かないよう固定していたこともあり、東日本大震災では影響はありませんでした。

一関市の担当者は「見た目が変わっても、そこにあることに意味があり、今も防災学習などに役立っている」と話していました。

今後の旧阿蘇大橋について、南阿蘇村は見学に訪れた人が遺構を見られるよう、必要に応じて樹木の剪定などを行う方針です。