4月から自転車にも導入された交通違反をした場合の反則金、いわゆる「青切符」をめぐって、鹿児島県警は14日、男子高校生が警察官を名乗る2人組の男から「青切符の反則金」の名目で現金をだまし取られたと発表しました。警察は詐欺の疑いで捜査しています。

県警によりますと14日午前8時半ごろ、鹿児島県日置市内の路上で10代の男子高校生が自転車で登校中に、警察官を名乗る20代後半の男2人に呼び止められ、現金6000円をだまし取られたということです。

男2人は灰色の車で高校生を後ろから追いかけて「警察だからちょっと止まって」などと呼び止めた上で、運転していた男が車を降りて高校生に近づき、「手信号していないから違反だよ。振り込みだと利息がかかるから今(反則金を)払った方がいいよ」などと促し、現金をその場で受け取って立ち去ったということです。

男子高校生が学校で相談し、学校から警察に問い合わせがあり発覚したもので、警察は詐欺の疑いで男2人の行方を追っています。

男2人はいずれも20代後半で白のマスクをつけていて、運転席の男は身長170センチほどの中肉で、白の長袖のシャツに黒のズボンを履いていたということです。

鹿児島県警は今後も同様の事案が起きるおそれがあるとして注意を呼びかけていて、▼警察官が違反者から直接反則金を受け取ることはなく、▼警察官をかたって直接反則金の支払いを求められることがあればすぐに110番通報してほしいと呼びかけています。

自転車の「青切符」は道路交通法の改正で4月1日から16歳以上を対象に導入され、信号無視や、スマートフォンを使いながら運転する「ながら運転」など、113種類の違反行為が対象です。

「青切符」をめぐっては導入以降、広島県や栃木県で制度を悪用した詐欺事件が発生しています。