「国全体が一晩で壊滅する可能性」 イランとの交渉は今後どうなる?

井上キャスター:
トランプ大統領も振り上げた拳をどこに下ろしていいのかというジレンマもあると思いますが、発言も二転三転と変化しています。

日本時間未明に行われた会見では、停戦などに関する「交渉の期限」は8日午前9時(日本時間)としており、合意しない場合、「イランの国全体が一晩で壊滅する可能性がある。それは明日の夜かもしれない」と発言しています。

しかし、この紛争を始めたときは、イランの国民も「イランの現体制がひどすぎる。国民の命を奪ってるんだ。だからトランプ大統領ありがとう」といったような声もありましたが、このような状況が続いてくると、本当に味方がいなくなるのではないでしょうか。

エコノミスト エミン・ユルマズさん:
反政府の人たちも、この状態では政府に立ち向かうことができません。

橋が爆撃されたり、トランプ大統領がエネルギー施設への爆撃も宣言している状況では、さすがに敵の味方をしたことになって、国への裏切りのようになってしまいます。

しかし、アメリカの戦争の運び方が最初からかなり問題があり、ここにきて出口が見えなくなっているのではないかと思います。

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<プロフィール>

大橋純
JNNワシントン支局
ポッドキャスト番組「週刊ワシントン」配信中

エミン・ユルマズさん
エコノミスト
トルコ出身 17歳で来日
東京大学工学部卒業後、大手証券会社に勤務
現在は世界情勢の変動から経済を分析・発信している