東日本大震災から今年で15年。きょうから天皇皇后両陛下と愛子さまが福島県の被災地を訪問されています。福島第一原発のある双葉町を皇室が訪問するのは、震災後、初めてです。

きょう午前、JR福島駅に到着された両陛下と愛子さま。ご一家そろって被災地を訪問されるのは、今回が初めてです。

駅の外では、訪問を心待ちにしていた多くの人が集まっていました。

今回ご一家は1泊2日の日程で沿岸の自治体を訪問し、原発事故の爪痕と向き合われます。

今から15年前、東日本を襲った未曾有の大震災。戦後最悪となる2万人を超える死者・行方不明者が出ました。

皇室は当初から被災地に心を寄せ続けられていて、上皇ご夫妻は7週続けて避難所や被災地を訪問。皇太子だった両陛下も、当時、福島県を訪問。雅子さまは涙ぐみながら、津波で娘を亡くした女性の肩をさすり励まされていました。

皇室の思いは、愛子さまにも受け継がれています。

愛子さま(2022年)
「国民と苦楽を共にするということのひとつには、被災地に心を寄せ続けるということ」

愛子さまが東日本大震災の被災地を訪問されるのは初めてですが、そこには両陛下の「震災の記憶を若い世代に継承したい」という強い希望があったといいます。

きょうご一家が向かわれたのは福島第一原発のある双葉町です。原発事故から15年が経った今も「帰還困難区域」が残っていて、現在も住民票の登録に対して3.8%の人しか暮らしていません。

震災以降、皇室がこの地を訪れるのは初めてのことです。

この双葉町にあるのが「東日本大震災・原子力災害伝承館」。震災と原発事故の記憶を伝え続ける施設です。

午後4時20分、両陛下と愛子さまは供花台に白いテッポウユリなどの花をたむけ、深く拝礼。見つめられる先には、当時、津波が来た太平洋が広がっていました。

今夜ご一家は原発事故の対応の拠点となった「Jヴィレッジ」に宿泊し、あすは沿岸部の浪江町などに足を運んで被災者と懇談されます。