今大会が初のエースナンバー 冬の改革とは

中盤以降、倉光はほぼ毎回ランナーを背負いながらも、追加点を許しません。

毎回のように四死球を出しながらも、粘りの投球でヒットを許さなかったのは、厳しい冬の中でチャレンジした成果でした。

実は倉光、エースナンバーを背負うのは今大会が初めて。

彼を大きく変えたのは、冬の間の徹底した自己分析です。

(大分上野丘・倉光投手)「体を大きくするというよりは、使い方を勉強しました。下半身の動かし方、フォームの連動。それが大会が始まってからハマりました」

単なる筋力トレーニングではなく、自らの肉体をどう効率的に動かすか。

投球の「タメ」を作る右足の踏み込み方を意識することで、キレのあるボールを低めに制球できるようになりました。

さらにメンタル面でも、松田監督の「感情を出すな」という助言を忠実に守りました。

「秋までは感情的になって崩れることがあった」という反省から、勝負を決めるときは一呼吸置いて間を取る。この「静かなるマウンドさばき」で今大会を投げ抜きました。