飼育のハードルその1「オスの飼育が必要」

 そもそもゾウは「繁殖などの目的でないと譲渡できない」とワシントン条約で決められて、動物園の場合はメスだけでなく「オスの飼育」が必要。

 今回の3頭に関しては、計画的に繁殖を管理するため「ブリーディングローン」(繁殖貸与)という形で迎え入れ、子どもが生まれた場合、「奇数頭目は日本」「偶数頭目はマレーシア」が所有権を持つ予定です。

 ちなみに、戦後、天王寺動物園にいたゾウたちは3頭ともメス。

 <戦後に天王寺動物園にいたゾウ>
 ▼ユリ子   1950年〜2000年
 ▼春子    1950年〜2014年
 ▼ラニー博子 1970年〜2018年

 佐渡准教授によると、「昔はメスだけを飼う動物園が多かった」ということです。