「最後まで反省を深めて」 遺族の切実な願い
そんな奥本死刑囚のもとに、被害者遺族のAさんからあるものが贈られた。絵を描くために使用しいている12色の色鉛筆である。「最後の最後まで反省を深めてほしい」。Aさんの切実な願いが込められていた。
奥本死刑囚は上申書を出さずに、罪と向き合う道になんとか踏みとどまった。
「命が尽きるまで償いの人生を生きたい、生きようとの気持ちで過ごしてきました。しかし、真の償いは無いと考えているからか、いつしか綻びが生じ、半端な生き方になっていきました。僕が社会の役に立つには早く刑死するのがいいとしか思いつきませんでした。自分が犯した罪やいろんな命などについて思考し、深め、絵を描き続けます。Aさんへの謝罪金支払いの金額を少しでも多くするためにも」
戻ることはない3人の命。今も苦しみ続ける被害者遺族。奥本死刑囚はその罪の重さと向き合い続けることができるのか。

















