永原さんは語る「2023年はこんな動画を求めています」

ー例えばこれからテレビ局に「こんな動画を発信してほしい」というような、期待や要望はありますか?

テーマとして掲げているのが、「毎日見たくなる、心を動かすニュースをYouTubeに」ということですね。そういった「心が動かされる」ニュースに期待をしております。

この「心を動かす」というのは、例えば先ほどからお話している「人間模様に関する様々な映像」ですね。ドキュメンタリーや、特集のようなものもそうだと思います。こういったもので人々が見て、それを見たときに非常に心が動かされるもの。これ、まず一つですね。

「いつかブルーハーツの甲本ヒロトさんに会いたい!」というバンドを追いました。

それから「知的好奇心をかきたてられるもの」。こちらは実際アンケートを取った時に、非常にYouTubeに関してそういったものに期待をされてる方が多い、ということが分かっています。ですので「知的好奇心をかきたてて」「学びに繋がるような」タイプの動画に期待をしたいと思っています。

地方から出来る「社会全体の課題の発信を」

それから、やはり地方それぞれの「課題」があると思うんですね、社会課題ですとか。そういったものに関して、ぜひどんどん声を上げていただいて、「日本全体にとってもこれは課題なんだ」というところを、ぜひ国中に知らせていただく、ということを期待したいと思っています。

それでYouTubeで動画を見ていただいて、様々な情報や知識に触れたときに、私たちとして期待したいのは。。。例えば見ている方々が「生きていく上でいろんな判断をしないといけないこと」がありますよね。その「判断の一つの基準になるような情報」を、しっかりとYouTubeを通して見ていただくことができれば嬉しく思っています。そのきっかけになればというところです。

日本には、本当様々な方々がいらっしゃるということ。なかなか普段の生活だと、そこまで想像が思い巡らないところがあると思うんですね。

ですので、地方ローカル局などが作成される動画を通して、そういったことをたくさん知っていただいて、よりシェアが広まるということに期待をしたいと思ってます。YouTubeの特徴としては、「しっかり長く作り込まれたニュース」に非常に大きなニーズがあるので、ぜひ発信される皆様にも、そのあたりを意識していただければ、と思います。

実はOAしていない「ネットオンリー」の動画も、たくさん

またテレビの限られた時間の中では伝えきれなかったお話、というのもたくさんあると思います。これをYouTubeでしっかり時間を取って配信頂く、ということも大事かなと思います。