「私を選べば戦争など起きない」はずが…身内から離反の動きも

2001年の同時多発テロ以降、「世界の警察官」として、アフガニスタンやイラクで戦争に関わり続けたアメリカ。「アメリカ・ファースト」を掲げ、トランプ氏が大統領選に出馬。

トランプ大統領(2016年)
「make america great again (アメリカを再び偉大にする)」

「アメリカを再び偉大に」いわゆる「MAGA」をスローガンに掲げ、「終わりなき戦争を終わらせる」ことを訴えて、有権者の心をつかみます。

そして、前回の大統領選でも...

トランプ大統領(2024年)
「皆、私が戦争を始めるというが、私は戦争をやめさせる」
「私を選べば戦争など起きない」

同様に「戦争を終わらせる」と訴え、再び大統領に。就任式でも、改めて平和を訴えました。

トランプ大統領(2025年1月)
「私が理想とするレガシーは、平和を構築し団結させる者になること」

ところが2025年6月、イランとイスラエルの間で戦闘が激化するとアメリカは軍事介入し、イランの核施設を攻撃。

さらに26年1月には、アメリカ軍がベネズエラの首都カラカスを急襲し、マドゥロ大統領を拘束。そして、今回のイラン攻撃。トランプ氏は「戦争をやめる」どころか、「武力行使」を繰り返しているのです。

こうした「変節」に身内からの離反も起きています。トランプ氏の熱心な支持者、いわゆる「MAGA派」の中でも過激な主張で有名だった、M・テイラー・グリーン元下院議員が、反旗を翻します。

元下院議員 M・テイラー・グリーン氏
「私はMAGAのために、まさに最前線でやってきた。(イラン攻撃に)心底怒っている。私たちはこれまで、外国のために米兵が死に、殺されるのをもう十分見てきたはずだ」

また、同じく「MAGA」派として知られた、国家テロ対策センターのジョー・ケント所長も、「利益をもたらさない戦争に賛同はできない」として、辞任したのです。