「奈良の夜」が潤うことで…関西全体を救う!?

 奈良が「夜」に力を入れることは、実は関西全体にとっても大きなメリットがあります。観光客の分散により、大阪や京都で深刻化するオーバーツーリズム(観光公害)の緩和につながるからです。

 奈良に夜の魅力が定着し、観光客が「もう一泊しよう」と考えれば、関西全体の滞在日数が延び、経済波及効果はさらに広がります。

 夜の観光は日本全体の課題でもあると言えそうです。海外の訪日経験者に聞いた「訪日旅行で不満だったこと」の中で、「ナイトライフ体験」は6位でした。

【訪日旅行で不満だったこと(51の選択肢)】(2019年日本政策投資銀行と日本交通公社の調査)
1位 英語の通用しやすさ
2位 母国語の通用しやすさ
3位 キャッシュレス決済の普及状況
4位 交通機関や街中での多言語案内
5位 電化製品のショッピング
6位 ナイトライフ体験

 治安が良く、夜も安心して観光を楽しめるという日本の強みを生かし、文化財のライトアップを増やすなどしていくことで、ナイトタイムエコノミーをより盛り上げていくことができるのではないでしょうか。

(2026年3月23日放送 MBSテレビ「よんチャンTV」より)