高校時代にインターハイ三連覇を達成し、女子800mの日本記録を持つ久保凛(18)が1日、積水化学の入社式に出席した。
制服姿から一変、黒色のパンツスーツに身を包んで登場した久保。「化粧はTiktokを見ながら勉強中です」と笑顔で明かした。
東京で母と愛犬“ふうた”との生活もスタート。「ようやく、家から練習場所の行き方にも慣れてきた。新宿や表参道の都会を感じてみたい」と話す。
初任給の使い道については、「積水化学の先輩からアドバイスをもらったので、お母さんに美味しいご飯を奢ってあげたい」と笑顔を見せた。さらに、どんな大人になりたいかと尋ねられると「自分の名前も凛なので、“凛”とした大人になって、競技者としても社会人としても成長したい」と目を輝かせた。
実業団一年目の目標には今年の秋に愛知県で開催されるアジア大会と、8月のU20世界選手権での優勝を掲げる。「0.1秒でも自己ベストを更新したい」と力強く話した。
東大阪大敬愛高校時代にはインターハイ三連覇を達成。高校2年時には、女子としては初の1分台を叩き出し、19年ぶりに日本記録を塗り替えた。高校3年時には1分59秒52をマークし自らその記録を更新。東京世界陸上にも出場した。
積水化学に所属しながら、練習の拠点は元800m日本記録保持者の横田真人氏が代表を務める「TWOLAPS TC」におく。3月13日から練習を開始しており、横田氏は「将来的に1分53秒は狙える」とスピードや柔軟性、リズムが崩れない点など久保のバランスの良さに期待を寄せる。「五輪はもう2年後。世界との差や自分の強みをどう活かしていくかを意識したい」と既に、2028年ロサンゼルス五輪を意識している。
世界陸上マラソン代表経験のある新谷仁美(38)、佐藤早也伽(31)や5000m代表経験ある山本有真(25)をはじめ、世界で戦う選手を多く擁する積水化学。久保自身も、「すごい先輩がたくさんいるので、背中をみて学びたい。将来は五輪や世界陸上でメダルを獲れる選手になりたい」と、新天地でも更なる『世界』への挑戦を誓った。
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