■バレーボール ネーションズリーグ2026 女子予選ラウンド 日本ーポーランド(12日、大阪市・Asueアリーナ大阪)

世界TOP18チームが参戦しているバレーボールネーションズリーグで前回、4位の女子日本代表(世界ランク6位)はポーランド(同5位)にフルセットの激闘の末、3ー2(20ー25、14ー25、25ー19、25ー21、15ー13)で大逆転勝利。負けたら終わりの大一番を制し、決勝ラウンド(R)進出を決めた。

スタメンはキャプテンの石川真佑(26)、セッターにはチーム最年長の栄絵里香(35)、アウトサイドヒッターに和田由紀子(24)、佐藤淑乃(24)、ミドルブロッカーに島村春世(34)、山田二千華(26)、リベロは福留慧美(28)が名を連ねた。

決勝R進出にはこの最終戦に勝つしかない日本は第1セット、平均身長186.2cmと日本を10cm上回るポーランドの高さを活かした攻撃とブロックに苦しめられた。4-6からは5連続ポイントを許してしまう。日本はアタッカー陣がブロックにかかりリズムがつかめない中、9-15から石川がサービスエース。チームは会場を盛り上げ、終盤には島村、山田のミドルブロッカー2人がクイックを決めるなど反撃を見せたが、20-25で日本は第1セットを落とした。

第2セットは序盤から一進一退の展開。前日の試合で27得点を挙げた和田とエース・佐藤らがスパイクを決めていった。中盤、日本はサーブレシーブが崩されリードを許すと、10-12からは3連続失点。流れは完全にポーランドにいってしまった。日本は14-25と大差で2セット連続で奪われた。

バレーボール女子日本代表・佐藤選手

後がなくなった第3セットは、スタートからセッターに関が入った。日本は石川と和田が奮闘し、序盤からリードを奪う。4-3からは関のトスワークが冴え、ミドルの島村をうまく使い2連続ポイントを奪った。しかし、身長203cmのエース・マグダレナ・スティシアク(25)を止めきれず、徐々に追いつかれていった。10-10から日本は石川の豪快なバックアタック、和田のスパイクで2点のリードを奪うと、会場のボルテージが上がった。流れに乗った日本はこのあとも和田が高い決定率でスパイクを決め続け、25-19でセットを奪い返した。

第4セット、序盤から関が佐藤へトスを集めると、その期待に応えるようにスパイクを決めていった。すると5-4から佐藤は2連続でサービスエース。攻撃の幅を広げた関は、変幻自在のトスワークでポーランドを翻弄し、10-5とリードを広げた。しかし、ここからカタジナ・ヴェネルスカ(33)のサービスエースなどで3連続失点。完全に流れを掴むことはできず苦戦するも、勝負所で関は絶好調の和田にトスを集め、リードを死守。17-13の場面では佐藤のこのセット3本目のサービスエースで突き放した。最後は島村がクイックを決めセットカウント2-2に追いついた。

ファイナルセット開始からキャプテン石川、和田が連続ポイントをあげリードを奪う。しかし、ポーランドも高さを活かした守備と攻撃で同点に。決勝R進出へ死闘が繰り広げられた。7-7から石川にこの試合、チーム初のブロックが飛び出すと大歓声が沸き起こった。
さらに、9-9からは和田のブロックで得点。これで勢いに乗った日本は山田のサービスエースも飛び出した。最後は佐藤淑乃がこの試合4本目のサービスエース。日本は2セットを奪われてから3セットを連取。大逆転でポーランドを破り、決勝R進出を決めた。

バレーボール女子日本代表・和田選手

試合後のインタビューで石川は涙で言葉に詰まりながらも「日本コールが私達の背中を本当に押してくださいました。ありがとうございました」ファンの声援に感謝を述べた。

日本の準々決勝は22日(水)か23日(木)にマカオで行われる。
※世界ランキングは試合前時点

【日本の得点(上位)】
和田 27点
石川 18点
佐藤 16点