やがて妊娠が判明する

弁護人:
「なぜ嘘を」
佐藤被告:
「まだその段階で詐欺と気づいていなかった。お金を振り込めば取り返せると思っていた。被害者への説明が難しかったため、過去の事故を口実にお金を借りた」

被害女性から借りた金については、返済の期日が決められていたが、その目途は立っていなかったという。

3月5日の廷内スケッチ(仙台地裁)

弁護人:
「返済の猶予や免除の話はなかったか」
佐藤被告:
「被害者から『お金を返さなくていいから正式に再婚して同棲してほしい』と言われていたが、その要望には応えられないため、返済して関係を切ろうとした」

犯行現場となった海岸(宮城・岩沼市 2025年4月)

これとは別に、被害女性からは携帯電話の料金の支払いのため、さらに16万円を借りた。返済が滞る中、被害女性の妊娠が判明したという。

弁護人:
「被害者の妊娠をどう思っていた」
佐藤被告:
「私は子どもをおろしてほしいと思っていた。しかし、被害者は(シングルマザーとして育てていた)子どもを一人っ子にしたくない、年齢的にも最後と考えていた」