「晴れ晴れと田んぼが広がる場所だったのに」帰還を遠ざけると危惧する町民

もともと双葉町の「町づくり計画」では、
▼駅周辺を「居住・商業エリア」、
▼その外側を「農業振興エリア」とし、
▼再エネの発電拠点は町の北部に作る構想でした。
しかし、再エネ拠点以外にも「太陽光パネル」が設置され、この1年で20か所以上増えているのです。
双葉町役場 建設課 高村和行 係長
「復興計画、具体的にここにこういうものを作りますという事がこれから決まっていく時に、(パネルが)点在していると、計画に支障が出る可能性も」
――ポツポツとでも点在すると?
双葉町役場 建設課 高村和行 係長
「復興も農業も、大規模なものは利用が制限されたりとか」
パネル設置が増える中で、トラブルも報告されています。

震災後も変わらない風景として、町民に親しまれてきた川沿いの桜。そのそばに太陽光パネルが建てられた際、誤って3本の桜が切られてしまったのだといいます。

双葉町役場 建設課 高村和行 係長
「これが桜の木。事業者が誤って切ってしまった。とても残念」
双葉町民の伊澤和夫さんは、太陽光パネルによって変わっていく町並みが、避難先で暮らす町民の帰還を遠ざけてしまうと危惧しています。
――(町に)戻るか迷っている方がいたら?

双葉町民 伊澤和夫さん
「こういうパネルが近くにあったら嫌だろう。晴れ晴れと田んぼが広がっているのが当たり前の所だったわけですけど、機械的なピカピカ光るようなものがそばにあるのは嫌だと」
――町にどんな影響が出る?
「時間が経たないとわからないだろうが、将来、負の遺産になるんじゃないか」
では、こうした太陽光パネルは誰が設置しているのでしょうか。

看板を見ると、東京の事業者が発電していると書かれています。

















