「弾くと、奥の方が重たい」

遠藤洋さん:
「私も無理だと思っていました、最初は。でも、そうじゃないと。手を加えたことによって、治ったじゃん、と。このピアノは奇跡だよねと、何十回も言われてきた」

調律師の遠藤洋さんも当初は「修復は無理」と思っていた

津波被害からよみがえった奇跡のピアノ。このピアノに心を動かされたのが、沖縄出身のアーテイスト、Kiroroの金城綾乃さんです。

今から5年前に、楽曲「奇跡のピアノ」をリリース。楽曲完成後は、実際に奇跡のピアノを演奏し、被災地で歌声を届けました。

制作のきっかけは、那覇市で行われた震災復興祈念コンサートで、実物の奇跡のピアノに触れたことでした。

金城綾乃さん

金城綾乃さん:
「柔らかいピアノだったんですけど、タッチがね。弾くと、すごく奥の方が重たい感じなんですよ」

「このピアノが経験してきたこと、被災してここまでの道のりをこのタッチで教えてくれてるのかな、ということを思っちゃったんですよね」