東京電力・福島第一原発から6キロ離れた福島県浪江町の請戸地区です。この地区は、津波で多くの人が犠牲となりました。

県内では震災で1600人あまりが犠牲となり、今もおよそ200人の行方が分かっていません。

あちらに見えますのが福島第一原発です。この廃炉が復興への最も大きな課題となります。

政府と東京電力は、2051年までの廃炉を目指しています。原発には、溶け落ちた核燃料=燃料デブリがおよそ880トンあるとされていますが、これまでに取り出された量はわずか0.9グラム。残り25年で廃炉を終えることができるかは不透明なままです。

中間貯蔵施設の除染土は2045年までに、福島県外で最終処分されることが決まっていますが、具体的な道筋は立っていません。

原発周辺には、まだ帰還困難区域も残されたままで、今も2万3000人あまりが避難を続けています。

原発事故から15年が経った今もなお、福島の復興は、まだ道のり半ばです。