ガソリン高騰でインフレも 日銀の動向は

藤森祥平キャスター:
9日、アメリカのヘグセス国防長官が会見を行いました。「最も激しい攻撃の日」になると述べて、イランへの攻撃をさらに強める姿勢を強調しました。
ヘグセス国防長官は、「アメリカ軍は勝利している」と述べるとともに、「イラン側はやけになって慌てふためいている」などと強調しました。
また、ヘグセス長官は、「イランが学校などの民間施設からミサイルを発射している」と非難し、さらに「最も激しい攻撃の日となるだろう。最も多くの戦闘機と爆撃機による、最も激しい攻撃が行われる」と述べ、さらに攻撃を強める姿勢を強調しました。
小川彩佳キャスター:
ここから攻撃の応酬がエスカレートするのか、気がかりです。専門家は戦闘終結のポイントは、「マーケットの動向」と言っていました。既にガソリンが高騰するなど、物価への影響が出てきています。

教育経済学者 中室牧子さん:
非常に難しい局面だと思います。現在起きているコストプッシュ型のインフレは、景気にも悪影響があるということが知られています。
インフレと同時に景気も悪くなることを「スタグフレーション」といいます。スタグフレーションへの対応は、一時的には金融政策で行います。しかし、インフレの場合は金利を上げる一方で、景気後退の場合は金利を下げる政策が必要なため、政策の方向が矛盾するジレンマが生じます。
今後、日銀がどういう政策をとるのか、原油価格の上昇が短期的に終わるのかどうかが非常に重要です。仮に、短期で終わると判断すれば、私は影響はさほど大きくならないと思います。一方、長期的に続くだろうと考え、インフレへの期待が上昇する場合は、日銀は更なる利上げのプレッシャーにさらされます。1970年代のオイルショックのときと同様、金利を強く引き上げ、結果更なる景気後退を伴うというような“痛みを伴う調整”が生じる可能性があります。

藤森キャスター:
能動的に手を打つのが非常に難しい状況が続くのですね。
中室さん:
今はトランプ大統領の今後の行動や発言を睨みながら、様々なシナリオを検討しておくことに尽きると思います。
小川キャスター:
先の選挙から国民からの物価高に対する声は大きくなっていますし、限界を迎えていますね。
中室さん:
しかしながら、こういう状況ではできることも限られているので、とにかくこの紛争が長期化しないように、短期で終わってもらうことが重要だと思います。
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<プロフィール>
中室牧子さん
教育経済学者 教育をデータで分析
著書「科学的根拠で子育て」

















