現役最後のレースとなった世界選手権(オランダ)を終えて帰国した髙木美帆(31、TOKIOインカラミ)が10日、成田空港で取材に応じ、現役引退についての思いを明かした。
髙木は2月のミラノ・コルティナ五輪で、スピードスケート女子500m、1000m、団体パシュートで3つの銅メダルを獲得。その後、4日に自身のSNSを更新し「オランダで開催される世界オールラウンド選手権を私のスケート人生の一区切りにしようと思っていることをご報告いたします」とコメントして、現役引退の意向を示した。
そして、スケート大国のオランダで8日、9日に行われた世界選手権(オールラウンド部門)では総合3位。最後の種目となった5000mでは体力をふり絞り、リンクに設置されたマットの上に倒れ込んだ。会場のファンに手を振って応え、インタビューでは「Thank you so much and goodbye」とメッセージを送っていた。
この日、髙木は「まだ実感がわかないところはあるんですけど、普段だったらこの後について打ち合わせをしているので、そういうのがあまりなく、ゆったりしてる時間が流れていて、ある意味違和感を感じながら、不思議な気持ちを抱えている」と現在の心境を明かした。
現役を退く決意に至った時期については「(引退は)少しずつゆっくり考えていたことではあって、オリンピックが終わって決めたという感じもなく、オリンピックの結果を踏まえて思ったという訳でもなくて。この4年間で新しいことにチャレンジしていく中で、感じてきた自分の変化だったりというものと向き合っていく中で、オリンピックが終わって、オリンピック前後くらいに、そのときが来たかなって思ったのが大きいかなと思います」と振り返った。
「(機内では)12、3時間で8時間くらい寝ていた」という髙木は、最後のレースを終えての帰国とあって感傷的な時間もあったという。「機内というよりは、空港まで行くときに。最後(コーチの)ヨハンに送ってもらったんですけど、いろいろ話ができるかなって思ってたんですけど、話してると悲しくなってきちゃうので。まだ自分の中で最後の大会を終えたっていう気持ちをどう言葉にしていいんだろうとか、そういうのをゆっくり考えてたら眠くなってきて」と普段とは異なる気持ちを口にした。














