国の承認を受けていないニコチン入りの電子タバコ、いわゆる「ニコパフ」を違法に販売したとして、大阪府警が男子大学生ら2人を書類送検しました。「ニコパフ」をめぐる摘発は全国初です。

 医薬品医療機器法違反の疑いで書類送検されたのは、京都府の21歳の男子大学生と18歳の男性です。

 捜査関係者によりますと2人は去年11月、国の承認を受けていないニコチン入りの電子タバコ、いわゆる「ニコパフ」を他人に違法に販売した疑いがもたれています。

 「ニコパフ」は、ニコチン成分が含まれる液体を加熱し、気化させた蒸気を吸う電子タバコで、日本では厚生労働大臣の承認を受けていない医薬品にあたるため、個人使用は認められているものの、他人への譲渡・販売は法律で禁じられています。

 去年11月、大阪市内でパトロール中の警察官が「ニコパフ」を吸っている当時高校生だった18歳の男性を職務質問したところ、男性は「先輩から買ったものを別の人に売った」と説明。その後の捜査で、男性の先輩にあたる男子大学生の関与も浮上したということです。

 男子大学生は海外の通販サイトで「ニコパフ」をまとめて購入し、SNSで購入者を募っていたとみられ、自宅近くの路上などに呼び出して1個4000円~4500円ほどで手渡しで販売。去年6月ごろから今年1月ごろまでに、約28万5000円を売り上げていたとみられています。

 「ニコパフ」の違法販売をめぐる摘発は全国初ということで、警察は「ニコチン以外の有害物質が含まれている可能性もあり、安易に使用するのは危険です」と注意を呼びかけています。