米・イスラエルの攻撃「国際法違反」 スペインはイラン攻撃での基地使用を拒否
イランへの攻撃に対しては、アメリカ国内からも批判の声が上がっている。

CNNテレビの世論調査(2月28日と3月1日に実施)によると、攻撃を「支持しない」人は59%と、「支持」(41%)を上回った。
アメリカの国際法学会は「攻撃が国際法に違反する」と声明を出した。学会の次期会長であるオーナ・ハサウェイ氏は…。
アメリカ国際法学会 オーナ・ハサウェイ次期会長
「国際法の下では、国家が武力を行使できる理由は2つしかありません。1つは、国連安全保障理事会が承認した場合ですが、もちろん、今回はそうではありません。
もう1つは、他国による武力攻撃への対応として自衛権を行使する場合です。これも当てはまりません。『差し迫った脅威があった』とも言われていますが、実際、そのような証拠は示されていません」
国際法に違反するにもかかわらず、アメリカへの批判を避ける国も少なくない。

アメリカ国際法学会 オーナ・ハサウェイ次期会長
「多くの国がトランプ政権からの報復を心配していると思います。トランプ大統領は、自分に反対する国を容赦しません。
そして、多くの国がアメリカによる防衛にも、アメリカとの貿易にも依存しています。報復の影響を懸念しているため、沈黙しています。私が心配しているのは、各国が沈黙を続けると、それが同意したものと見なされるということです」
こうした中、真っ向から批判するのがスペイン。イラン攻撃でのアメリカ軍による基地使用を拒否したのだ。
するとトランプ氏は不満をあらわにし、スペインに禁輸措置をとると警告した。

アメリカ トランプ大統領
「スペインとの全ての貿易を断ち切るつもりだ。スペインとは一切関わりたくない」
これに対し、スペインのサンチェス首相は…

スペイン サンチェス首相
「違法行為に違法行為で応じてはなりません。人類の大きな惨劇は、いつもそこから始まります。スペイン政府の立場はこの言葉に集約されます。『戦争反対』。報復を恐れて、世界にとって有害で、価値観に反することに加わるつもりはありません」
一方で、ハサウェイ氏はイランによる周辺国への報復攻撃も自衛の範囲を超えており、国際法違反であると指摘する。
第二次世界大戦以降に築かれた法秩序は今、最大の危機にあると警鐘を鳴らす。
アメリカ国際法学会 オーナ・ハサウェイ次期会長
「これは中東に限った問題ではありません。武力行使を禁止する国際法が機能しなくなると、各国は様々な理由をつけて武力行使ができると判断するかもしれません。世界の国々が協力して、武力行使の禁止に基づいた法の秩序を再構築する必要があるのです」

















