山形特産の洋梨を弁護士へ
戦後間もない1949年頃は、果物全般が高級品だったが、さらに「洋梨」は希少性から超がつくような高級品だったという。産地である山形では、東京よりは手に入り易かったかもしれないが、トメは戦犯裁判で幕田大尉を担当した金井弁護士に「お珍しい洋梨をたくさん」送っていた。金井弁護士からの他のはがきにもお礼の言葉が入っているので、トメは度々贈り物をしていたようだ。そして金井弁護士は息子を想うトメの気持ちにすぐ応えるべく、速達ではがきを出している。9月13日の夜書いたはがきには、「山形県9月15日」の消印が打たれていた。
















