■2位三原も会心の演技、ジュニア勢が躍進
SP2位の三原もこの日会心の演技を披露した。冒頭のダブルアクセル、3回転ルッツを降りると、3回転サルコウ、フリップも着氷し、足換えのコンビネーションスピンではレベル4を獲得。後半は3本の連続ジャンプを決めると勢いに乗り、終盤はステップとスピンで魅了し最後まで落ち着いて滑り切った。演技後は両手でガッツポーズを見せ、会場はスタンディングオベーションの大歓声に包まれた。合計得点は219.93点と高得点を叩き出したが、GPファイナルに続く逆転優勝には届かなかった。
今大会は未来を担うジュニア勢も大活躍をみせ、SP8位の中井亜美(14)は大技のトリプルアクセルを2本降りるなど、ジャンプはほぼミスなく安定した演技を披露し、得点は200点を超える201.49点をマーク。
ジュニアグランプリファイナルを制した島田麻央(14)はフリーで史上初のトリプルアクセルと4回転トウループに挑むも転倒してしまうが、その後のジャンプで立て直し202.79点の高得点。演技後は「2本目標にしていたから悔しかった。最終グループに入って思いっきりやろうって思っていました。ファイナルとかも失敗してたからミスしても切り替えようと思った」と全日本デビュー戦を振り返った。
SP3位の千葉百音(17)は3回転ルッツで転倒してしまい「最初のミスが悔しい。リカバリーはできたけど、最初のジャンプどうして転んだのか」と反省するも合計200.12をマークし堂々の5位。
【女子シングル結果】
優勝 坂本花織 233.05点(SP77.79、FS155.26)
2位 三原舞依 219.93点(SP74.70、FS145.23)
3位 島田麻央 202.79点(SP70.28、FS132.51)
4位 中井亜美 201.49点(SP64.07、FS137.42)
5位 千葉百音 200.12点(SP71.06、FS129.06)
6位 吉田陽菜 197.21点(SP59.49、FS137.72)
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9位 河辺愛菜 190.44点(SP64.51、FS125.93)
11位 紀平梨花 188.62点(SP60.43、FS128.19)
12位 渡辺倫果 183.99点(SP56.23、FS127.76)