イランからの報復攻撃続くも…“いまのところ小規模”か
高柳キャスター:
イスラエル・テルアビブからの中継です。

JNN中東支局長 増尾聡 記者:
まずは速報からお伝えします。イスラエル軍の参謀総長が、レバノンを拠点とする親イランのイスラム教シーア派組織ヒズボラに対し、全面的な攻撃のキャンペーンを始めると発表しました。本格的な攻勢をかけていくと明言しました。
ヒズボラは1日夜にイスラエル軍の北部に対し攻撃を行い、イスラエルもヒズボラに対しすでに反撃をしています。レバノンでは30人以上が死亡したということです。
ヒズボラがイスラエルに攻撃をするのは、イランとの衝突が始まって以降初めてです。ヒズボラは、この3年間でイスラエル軍からの激しい攻撃を受けて戦闘能力を大きく削がれたといわれていますが、この衝突に本格的に参戦してくるのかどうか。今後、戦火が拡大してしまう懸念が大きく強まり始めています。

そして私が今いるのは、イスラエルの中部テルアビブにある、日本大使館の前です。ここにはイスラエルからの退避を希望する日本人が集まってきていて、今後、外務省の手引きで国外退避することになっています。
2025年10月時点で、イスラエルには1000人ほどの日本人がいました。今回、外務省の意向調査で退避を希望する人が一定数いたことから、国外退避が決まったということです。
そしてテルアビブは、イランからの反撃を多く受ける場所で、連日サイレンが鳴り、私たちもシェルターへの避難を余儀なくされています。1日には日中の時間だけでも5回~6回は警報が鳴り、イランからのミサイルを迎撃した際の爆発音が響きました。

イスラエル全土では非常事態が宣言され、不要不急の外出はしないように要請されていることもあり、街に人の姿は少なく先行きが不透明ななか、市民の間には警戒感が広がっています。
一方で取材して感じているのは、イランからのイスラエルの反撃について、今のところは2025年6月の戦闘に比べると規模が小さいということです。
これについては現地メディアなども指摘していました。理由の一つとして考えられるのは、今回イランは中東の他の国も標的にするなど、攻撃を分散させているということです。
また、2025年の戦闘でミサイル能力が大きく削がれたことで、大規模な同時攻撃を組織することができないのではないかという見方や、相次ぐ幹部の殺害で指揮系統が乱れているという可能性も指摘されています。
一方でこれはあくまで戦略的なものであり、イランは今後攻撃を大幅に拡大していく、規模を大きくしていくのではないかとの指摘もあり、予断を許さない状況が続いています。














