巨人からポスティング制度でMLBのトロント・ブルージェイズに移籍した岡本和真(29)が期限間近での移籍先決定の裏側を明かした。同時期に海を渡り、仲が良い村上宗隆(26、ホワイトソックス)とは、夢舞台への移籍期限が迫るなか、励まし合い「傷の舐め合い」をしていたという。5日に開幕するWBCへ向け、侍ジャパンは2日のオリックスとの強化試合(京セラドーム)からメジャー組の出場がついに解禁。メジャーリーガーとして臨む今大会は主軸として連覇を狙う。(聞き手 元日本ハム・杉谷拳士さん)

メジャー挑戦のウラで村上宗隆と「傷の舐め合いしてました(笑)」

杉谷拳士さん:ブルージェイズのこの環境にとんでもなくビックリした。すごくない?この施設。

岡本和真選手:僕もすごいなって思ってたんですけど、ここしか知らないんで逆に。比べるとしたらジャイアンツじゃないですか、そうなれば規模感がやっぱり違うんで、えぐいなって。

杉谷さん:他の球場にたくさん行ってるけど、こんな設備ない。

岡本選手:恵まれてますか?

杉谷さん:恵まれてる。あとブルージェイズで一番最初に思ったのは、人が優しい。どこに和真がいるんだろうなと思ったら、みんなが案内してくれて、「ロッカーはここだよ、 バッティング今日ここでやる、守備はここでやるよ、ライブBPあっちだよ」って。ただ、場所がどこだか分からない、デカすぎて。

岡本選手:(笑)デカいです。

杉谷さん:改めてメジャーを目指すきっかけって、どういったとこから?

岡本選手:野球を小さい頃からやっていたんで、やっぱりいつかはプロにいって、メジャーにもいってっていうのは描いていたというか。そうなればいいなと思ってずっとやってきて、改めてプロ3年目にウィンターリーグでプエルトリコに行って、楽しいなって。

杉谷さん:3年目には海外で野球やるのが楽しいなと。

岡本選手:絶対活躍してメジャーに行こうって思っていました。

杉谷さん:メジャー挑戦するにあたって、今まで野球のキャリアで準備してきたことってどんなことがありますか?

岡本選手:まずは自分のレベルというか。(日本で)活躍しないと話にならないなっていうのがあったんで、それを思いつつ、年々レベルアップしていけるように取り組んでいましたね。

杉谷さん:村上宗隆選手から聞いたんだけど、ブルージェイズとホワイトソックスに決まるまでお互いずっと連絡取り合ってたって聞いたんだけど、これはちょっと不安な気持ちもあったんですか?

岡本選手:(ポスティングが)どういうものかちゃんと分かってなかったんで、元々ギリギリに決まるっていうのは言われてはいて。でも!これ人生関わってますから(笑)

杉谷さん:一人の人生だけじゃなく家族みんなも。

岡本選手:そういうのがあって連絡を取り合ってました。

杉谷さん:どんな内容の連絡をしてたんですか?

岡本選手:「これ何か動いてる?」「進んでるの?」「何かありました?」とか。「いや何もないで」みたいな。「僕もなんすよ」、「俺もやで」みたいな傷の舐め合いしていました(笑)俺も(村上選手に)「大丈夫。絶対大丈夫、ムネは」、ムネ(村上選手)も僕に「大丈夫です」って(笑)

杉谷さん:実際にムネがホワイトソックス先に決まったって連絡きた時どう思いました?

岡本選手:期限的に向こうが先に決まるやろうなっていうのは心の準備をしていたんですけど、一緒に言ってた分、何か一人になった気分になって(笑)「俺大丈夫かな」みたいな。(でもムネは)「絶対決まるので、ここには絶対オファー来ます」って言ってくれてて、「ほんまかな」みたいな。だから結構二人で・・・人には言えない(笑)