ミラノ・コルティナオリンピック™で大けがを負いながらもスノーボード・ハーフパイプで7位入賞をした平野歩夢(27、TOKIOインカラミ)が、4大会連続となった大舞台を振り返り、ケガを負ったときの心境や裏側を明かした。

連覇がかかった大会開幕の20日前。スイスで行われたW杯第5戦に出場した平野は、新しく取り入れたトリックで転倒。複数箇所を骨折する大けがを負い、五輪出場すら危ぶまれる状況に。それでも"命”をかけて挑み、予選と決勝の合計5本のランを全て滑りきった平野。王者として挑んだ五輪を終え、これまでとは違う自身の心境の変化があったという。

Q.お父さんもお母さんも英樹さん(兄)も海祝さん(弟)も現場に来てましたけど、みんな心配もしてたと思うんですけど、同時に喜びもしてましたか?

平野歩夢選手:無事に何もなく終わってくれっていう気持ちで見てたんじゃないかなって何となく想像すると、まず結果よりも無事に終わって、ホッと一安心したようなところはあるんじゃないかなと思ってます。

Q.スイスに一緒に行っていた海祝さん(平野歩夢と共に前回大会の北京五輪に出場、再び兄弟揃ってミラノ代表も目指していた)に、試合前にインタビューをしたら「スタートに立ってるだけでも奇跡だ」って言ってました。

平野:海祝は、僕が病院に行った後とかも結構頻繁に連絡くれてて。同じ競技者として気持ちを想像できるところはあったと思うんで、家族の中でも一番気持ちをわかって、想像できてた立場なのかなっていうのはあったと思う。結構俺が感じている気持ちに近いことを多分一番理解してくれてたのかなっていうのは思いますね。

Q.スイスでケガをして、医務室横で検査をしてる様子が、ちらっと実は見えてた。これはやばいと思ってたんですけど・・・

平野:結構痛みに強い方なので、滑って何とか下まで降りたりできるかなとか思ってたんですけど、結構人に見せたくないぐらいしっかり負傷しちゃってたんで。松葉杖だし、空港でも車椅子で、人に見られたくない気持ちもあったし、自分の整理も追いついてないし、なんにしても時間もないし。本当にいろいろ最悪な展開すぎて、久々に焦りましたよね。