加害者も相手を傷つけていることに気づいていない

DVの被害者が被害を認識することが難しいのと同時に、加害者も相手を傷つけていることに気づかないケースもあります。

30代男性
「自分の機嫌さえ悪ければ相手を罵ってしまったりとか感情に振り回されてしまったときは荒い運転をしてしまったりとかコップを壁に投げつけてしまったり。子供にお母さんが悪いやつだみたいな感じで、お母さんを何も言えなくさせるような卑怯なまねをしていましたね。」

こう話すのは、福岡県内に住む30代の男性です。

男性は妻に対して暴言や威圧的な言動を繰り返していましたが、3年前から家族と別々に暮らしています。

別居の引き金となったのは、子供を看病している時の出来事でした。

30代男性
「息子の方にあやすような感じにいったんですけど、2歳の子供から初めて『お父さん嫌い』と言われてしまって。(翌日)スマホのラインで妻に暴言ですとか、相手を責めるような言葉を連投してしまった。『自分はこれだけ頑張っているのに、どうして息子にこんなことを言われないといけないのか。おまえが全部悪い。母親失格だ』とか」

この日、妻と息子が家を出ました。

自宅に一人残された男性は妻に対してDVをしていたことに初めて気がつきました。