一度は選んだ母国への帰国

ロシアによるウクライナへの侵攻が始まった直後の2022年4月、イリナさん一家は親族とともに来日し、大分県日田市で避難生活を送りました。

イリナさんはネイルの仕事を始め、子どもたちは地元の学校に通いました。日本の暮らしにも慣れてきたものの、ウクライナに残った家族の身を案じ、およそ1年後の2023年6月に帰国しました。

母イリナさん:
「去年5月にウクライナの伝統的な祭りで、母や夫、たくさんの家族と一緒に参加しました。すごく楽しい時間を過ごしました」

母国で家族や友人と過ごす時間は大切なものだったと振り返るイリナさん。しかし、ロシア軍の攻撃はやまず、住んでいた街にもミサイルの被害を受けました。危険が迫っていると感じ、イリナさんは子どもたちを守るため、再び母国を離れる苦渋の決断をしたのです。