「大きくなりながら決めればいいよ」母は当時、思いが至らなかった

中学3年生のころ_母の振袖

母親は当時中学生の娘に対し「大人になってからの話だから、大きくなりながら決めればいいよ」と答えていました。日本かイタリアか、国籍の選択が娘にとってそれほど重要なこととは当時、思いが至らなかったからです。

第67回文部科学大臣杯全国青年弁論大会

「自分は一体いつ、どちらの国籍を選択するのか。」愛子エリサベッタさんはその不安を払拭するかのように、中学から高校にかけて弁論大会に出場し、国籍や自分のアイデンティティーについて意見を発表しました。

そこで必ず「私は日本の役に立ちたいので日本国籍にします」と主張していました。しかし内心では「自分が大人になるまでに法律が変わればいいな」などとも漠然と考えていました。ところが成長するにつれて「法律はそうやすやすとは改正されない」ことがわかってきました。

そこで愛子エリサベッタさんは日本の国籍法について問題提起をするため立ち上がりました。イタリア留学が大きな転機となりました。